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サウスリッジホームの家造り
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暮らしのカタチ ― 還暦 ― >>バックナンバー一覧へ戻る

 帰宅すると手洗いとうがいをしてから着替えをする。〈而今庵【じこんあん】〉に入りアンプのスイッチをいれる。最近はオーディオアナログ社のプリモセンタッタというプリメインアンプ、スピーカーはディナウディオのオーディエンス、CDプレーヤーはデノンのDC10−Vという組み合わせである。仲道郁代のベートーベン、諏訪内晶子のバイオリン、フジコヘミングのピアノ曲、ジャズ、ボーカルなどをその日の気分しだいで聞く。同じCDを何回も聞いていると飽きがくる。そこでハービーハンコックとかグレートジャズトリオを聴くときに2曲目か3曲目からスタートしてみる。すると何か別のCDをかけているような新鮮な気持ちになる。そんな聴き方をしている今日この頃です。


■姉の還暦

 私の姉が還暦を迎えた。今年の4月に両親の米寿の祝いをしたことを考えてみるとその子が60歳になるのは当然のことかと思ってみたりもする。姉はMホームの定期借地権付の家に住んでいる。定期借地権付住宅とは50年経ったら家を解体し地面を元通りにして地主に返すこととなっている借地上の住宅である。いわゆる「テイシャク」と呼ばれている商品であるが、土地はあくまでも借地であり借地料が要る。

土地を購入しなくてよい分建物にお金をかけることができるので広く大きな家を建てることができる。バブルの頃、土地が余りにも高騰しすぎたため考えられた商品である。地主は土地を手放さなくてよいし、ハウスメーカーは住宅建設で利益が得られ、お客さんは土地を購入しなくてもよいので、広い家が比較的安く手に入るということで、三者の利益が一致した方式であった。しかしバブルが弾けた今はほとんど行なわれていないようです。

 


 姉は「50年もすれば私は生きていないだろうし、子供たちも別にこの家に住まなければいけないこともないし、自由に何処へでも行って暮らせばいいんよ」と言う。人は物に囚われ家に縛られる、というが、姉はあんまり家に執着したらあかんよと言っているのだろう。

 週刊文春に「家の履歴書」という記事が連載されている。有名人の家に関する話だが、幼い頃に暮らした家の間取りが描いてあり、そのころの暮らしぶりが語られている。
持ち家、分譲マンション、一戸建て建売、賃貸マンション、ハイツ、文化住宅と暮らしは様々だがそれぞれの環境で子供たちは育ってゆく。育って巣立ちをすればもう家の役目は終わっているのだろう。家も還暦を迎える頃には解体されるかもしれない。家が解体されなくても親は歳をとり死んでゆく。家が無くなるか人が亡くなるかの違いだけである。人がいなくなった家はただの抜け殻である。しかしその家(環境)で暮らした日々の思い出は人の心に残る。それは何者にも代えがたい無垢の宝物であるに違いない。

 私の経験から結論を言わせていただくと、いわゆる豪邸など不要なのです。小さくても良いから親と子供が楽しく暮らせる家が必要なのです。創意と工夫がいっぱい詰まった夢のある家が良いのです。メーカーお仕着せの家ではなく家族の為の〈オンリーワンハウス〉を創ってみる。そのような家を建てることが可能な恵まれた方がおられるとすれば是非サウスリッジホームへ声をかけて下さいませ。精一杯ご提案させて頂きたいと思っております。  <藤原>

 

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