10月の終わり頃、妻と二人で西吉野に柿を求めてでかけた。昔富有柿を買っていた店の名を記録していたメモがどこかへ無くなり、仕方なしにうろ覚えの「西吉野奥谷」をめざし最新のナビで出発。香芝から山麓線、長柄から309号線で下市口へ。千石橋を渡る。少し行くと柿の葉寿司の「やま十」が健在であった。買うべし。しかし本日は売り切れです、との張り紙。昔の味を知っていることと10何年振りということもあり諦めきれず後日「お取り寄せ」する。結構高くついて仕舞ったが懐かしい味に10何年振りに出会えたことを思えばなんのなんの後悔はしておりません。気が付いたこととして一日おいて食べたほうが美味しかったこと、そして柿の葉寿司の鯖の身の恐ろしく薄いこと。でもこれがやま十流でございます、と言われればヘヘーと恐れ入ってしまう我が身です。
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