食べ物には「旬」があります。今なら茸の王者、マツタケです。焼きまつたけ、土瓶蒸し、う―食べたいョー。すき焼きに入れたり、河豚ちりに入れたりするのは、犯罪的贅沢の極みです。庶民の私としてはマツタケご飯が一番好きです。そこへお吸い物(当然マツタケの)とだし巻きがあればいうことなし。マツタケだけでなく秋刀魚、わたり蟹、栗ご飯とか、柿、梨、イチジク、遅れ気味の巨峰などなど・・・・。秋は美味しいものが豊富で喜ばしいのですが、ついつい食べ過ぎて体重が気になったりというジレンマにおちいってしまいます。「天高く馬肥ゆる秋」などと暢気に言っていた頃がなつかしい。それでもやはり、春夏秋冬、季節ごとに旬のものをいただける幸せを思うと、よくぞ日本人に生まれけり、と天に感謝してしまうのです。
話は変わりますが、家を買うにも「旬」があるように思います。年令で言うなら28歳から35歳位ですね。結婚して3年から4年目くらいして、お子様が一人か二人。その時期に例えばマンションなり建売を買うなりしないと後々家を手に入れることが難しくなります。何時でも買えると思うのですが、実際は住宅ローンの返済期間との兼ね合いがありどうしても先程の年令が「旬」になってしまう訳です。
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